体育会大学生の自由なサッカーブログ

現役だからわかること。GKだからわかること。を心がけます。

プレミアリーグ GKを勝手に展望!part3「ピンチを未然に防ぐ技術」

シェフィールド・ユナイテッド:ディーン・ヘンダーソン

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国籍はイングランドマンチェスターユナイテッドからレンタル移籍でシェフィールドユナイテッドへ。今期もシェフィールドで活躍する23歳。

各世代のイングランド代表に選出されてきた新星です。

 

シェフィールドでの躍動から、この選手への期待値は高くユナイテッドがデ・ヘアの後継者として期待するほか、PSGやチェルシーなどビッグクラブからの関心も高い選手です!

 

23歳とは思えないほどの風格を持ち、18-19シーズン(2部)では46試合に出場し、21回のクリーンシートを達成しました。

ヘンダーソンの活躍もありチームは1部昇格を決めています。

 

今回はぼくの思うヘンダーソンの強みの1つ。

ディフレクティング」という技術について紹介します!!

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ディフレクティングという技術を簡単に言うと「ボールをはじく技術」です。

 

と言っても、強いシュートに対してディフレクティングを選択したのは良いものの

結果的にこぼれ球を詰められて失点してしまう・・

といったシーンも少なくないはずです。

 

これには原因があるのです

 

そのため、ディフレクティングをチョイスする場合は求められる技術も増えてきます。

 

その技術は

飛ばす距離はじくコースです。

 

二つともそのままの意味なんですが、シュートを正面にはじいてしまうと、こぼれ球から再びチャンスを作られる可能性が増えます。

コースも同様に、はじいたボールの距離が短いと二次攻撃を受ける可能性は広がります。

 

ヘンダーソンのセーブをもう一度見てみて下さい。

 

威力が強いシュートは手の下の部分、掌底を使って大きくはじき出しています

コースに関しても、正面ではなくサイドにディフレクティングしています

 

つまり、この技術は「ピンチを未然に防ぐ」ための技術でもあるのです。

 

間違いなく、練習する価値のある技術ですね!!

 

 

次回はレノかドゥブラフカを解説しようかな。

 

今回も読んでいただきありがとうございましたーー

 

良ければ星ボタンなど、押して行って下さいね。

 

今回はこの辺りで失礼させていただきます・・

【サッカー】交代枠3→5の及ぼす影響と交代という戦術

ブンデスリーガが再開。新ルール 交代枠が5人に変更。

及ぼす影響、ぼくの思うメリット、デメリットについて

現在世界ではコロナウイルスの影響により、リーグ戦が中断している地域が多いです。

そんな中ブンデスリーガは再開に伴い交代枠を従来の3人から5人へと変更しました。

 

様々な効果を期待され施行されたこの新ルールの良し悪しに加え、ぼくの考える選手交代の持つ影響ついてもに考察いていこうと思います。

 

メリット

まず第一に過密スケジュールによるけがのリスクから選手を守るを働きがあります。

リーグ戦に戦に加え国内カップ戦、CLやELを戦うチームがあり、過密スケジュールに対して苦言を呈する意見も少なくありませんでした。

 

そして次に、スーパーサブの重要性の増加、即ち試合中の大きなリズムチェンジが可能になるという点です。

フレッシュな選手が試合の途中から入ってくるだけで試合のプランが乱れることもあります。その点を考えると交代選手が2人が増えることはメリットになりうると思えます。

 

デメリット

あまり大きなデメリットが生まれる新ルールではないと思いますが、やはりチームによっては多少生まれてくる可能性もあります。

 

実は先日ブンデスリーガで変更されたこのルールは、交代人数は5人でも、交代回数は3回までと言う、一瞬 ん⁇ と思う規定があります。

要するに、5人交代させようとした場合、2人の選手を一気に交代させる必要があるのです。

そのため、途中出場の選手のプレーによって大きくチームの状態が変わる可能性があります。これに関しては、良くも悪くもといったところです。

 

デメリットと称するには完全ではない項目かもしれませんが、悪く影響した場合再起不能になる可能性もあると思い、書かせていただきました。

 

そもそも、交代の影響とは何か

 

強いチームは選手交代の使い方が上手い

 

これは紛れもない事実だと思います。

 

スーパーサブとして出場した選手が大爆発し、流れをかっさらう。

 

もしくは、リードしている状態で守備的な選手を投入する事で、相手に流れを作らせずに、試合を終えた。

 

なんてシーンを見たことないでしょうか??

 

つまり選手交代は試合の勝ち負けに関わる大きな影響力を持っています。

 

これを軽視しているチームが強いはずがないのです。

去年のコパ・アメリカ、日本のエクアドル戦を振り返ります。

 

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この試合、森保監督の交代は最悪です。

特に前田大然選手は、スピードもあり状況を打開できる選手です。

最後のクロスボールからのチャンスシーンを見て頂きたいです。

 

このシーン、本来であれば上田選手がニアに流れ、前田選手がファーにポジションを取れば、中央の中島選手はフリーになった可能性は高いと思います。

 

問題はこの単体のプレーだけでなく、前田選手にベストな指示が与えられて、ベストな時間帯の交代だったかと言うことです。恐らく答えはNoです。

 

交代は監督の腕の見せ所でもあり、試合の行方を左右する大事なシーンです。

 

新ルールの5人交代が可能になったことで変化が起き、新たな側面が見られることは必至ではないでしょうか。

 

今回も読んでいただきありがとうございます!!!

また次回もよろしくお願いします!

 

是非、星ボタンのタップや、読者になるボタンのタップ、よろしくお願いいたします!

 

プレミアリーグ GKを勝手に展望!part2「準備の質」

チェルシーFC:ケパ・アリサバラガ

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初めに少し余談ですが・・・ぼくは所属チームでGKを務めており、ブログではGKについての記事が多いかと思われます。

 

この記事を読んで頂いている方々の中には、GKが本職でない方や「サッカーを見ることが好きなんだけど、普段GKには注目しないかな~」なんて方も多いかと思います。

 

しかし、そんな方々にも是非ブログに目を通して頂きたいのです。

 

ぼくはGKについて理解することは、ご自身がプレーする際や試合の分析などに必ず役立つと思っています。

 

GKだけでなく、サッカーを知るうえで全てのポジションの特性を理解することは本当に大事なことです。

 

前置き長くなってしまい申し訳ありません・・本題に入ります!

 

ケパ・アリザパラガ

国籍はスペイン。2018シーズンにアスレティック・ビルバオから移籍。移籍金は推定103億円。ティボー・クルトワの後釜として加入する形となりました。

ケパは今期失点率がリーグ最低となり、一時チェルシーでスタメン落ちを経験しました。その際のベンチでチームメイトをサポートする姿が素晴らしく、人間性の良さも話題となりました。

 

その他にもELフランクフルト戦で見せた、正面PKストップなどは印象的ですね。

 

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今回は、そんな彼の至近距離でのシュートストップについてお話ししたいと思います!

 

動画を見て頂いた方はお気づきかもしれませんが、ぼくは彼の至近距離でのセーブが印象的です。

 

シュートを止めるために必要なスキルは反応の速さだけではありません。

 

ズバリ、一番大事なことは準備の質です。

 

準備の質と一括りにしましたが今回考察するのはその中の2つ。

 

プレジャンプ

 

①のプレジャンプとは、シュートが打たれる直前に少しジャンプをし、シュートに反応しやすくするものです。

これは、指導者の中でも意見がかなり別れる技術です。

 

ケパの動きを見ると、プレジャンプと同時に、直前で手を後ろに振り上げスムーズにシュートストップしています。

 

 

これは、マヌエル・ノイアーなどにも見られる動作です。

このように、自らの動作でシュートに対してタイミング合わせやすくする技術。

習得できたらプレーの幅が広がるかもしれません。

 

ワイドスタンス

 

この言葉は、ケパの「構え」を見るとすぐにわかると思います。

 

ケパが至近距離のシュートをセーブする際、足を大きく開いて構えているのがおわかりいただけるでしょうか。

 

ぼくはこの構えこそ、足を速く出すための秘密だと思っています。

至近距離でシュートを受ける際、ステップを踏み移動している時間はありません。

瞬時に反応して、シュートに対応しなければなりません。

 

個人差こそあるよ思いますが、GKは距離によって準備の内容を変えなくてはなりません。

様々なボールの位置によって、自分が最もシュートを止められる準備を模索すること。

 

これもとても大事な技術だと思います!!

 

レーニングの動画でも紹介した技術がわかりやすく見れると思うので貼っておきます

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今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

次はシェフィールドのヘンダーソンについてでも書こうかな・・・

 

頑張って更新するので是非次回もよろしくお願いいたします!

 

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今期のヤング・チェルシーを勝手に展望

新体制 ランパード監督を支える若きスターと最高のベテラン

補強禁止処分がもたらした、プレミア屈指のヤングチーム

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チェルシーは18歳以下の選手獲得ルールに反したとして、FIFAから補強禁止を通告されました。

そして指揮官はマウリシオ・サッリ監督に代わり、言わずと知れたチェルシーのレジェンド、フランク・ランパード監督へ受け継がれました。

 

ランパード監督は、プレミアリーグ初挑戦。愛称はランプス。

 

以前は2部、ダービーで指揮を執りました。

経験の浅さからか、ランプスの起用には賛否両論が生まれました。

 

補強禁止処分の影響もあり、補強は以前から契約していたクリスチャン・プリシッチのみ。

 

そんな状況の中採用されたランプスを支える、チェルシーの選手たちと今期のここまでの戦いについてお話しします!(好みも含めてお話します)

 

今期のチェルシーは現在リーグ4位。FAカップは準々決勝への進出を決めています。

CLは決勝トーナメントに進出、カラバオ杯は4回戦で敗退しています。

 

さて、今回はそんなチェルシーが今期どのような戦い方で挑んでいるかを踏まえて、選手たちを簡単に解説したいと思います!

 

サッリ監督のもとでは、パスサッカーを主体にチームを構成しました。

ただ、チームの軸であったエデン・アザールレアルマドリードへ移籍しました。

 

そんな中、新チームを支えているのはFWタミー・エイブラハムと、オリヴィエ・ジルーの活躍です。エイブラハムが得点を量産し、ベンチにジルーが控える。

エイブラハムが怪我をした際はジルーが穴を埋める。

 

エイブラハムのように、高さもあり、自分でゴリゴリ点を奪えるFWと、ポストプレーに長ける、周りを最大限に活かせるFW。エイブラハムもしっかりポストプレーができる選手ですが、ジルーのポストは凄まじい・・・

 

ポストプレーをするジルーが少ないタッチでパス捌けば、相手の陣形を崩して速攻につながります。ジルーに縦パスが入り1度そこで収めることでタメを作ればそのタメが、チームに前進させる時間を設けます。

 

いずれにしても、この2人が起点となりゴールが生まれています。

 

違った特徴を持つ2人のFWが活躍している事は、チームにとって間違いなくプラスに働いているでしょう!(バチュアイにも期待!!!)

 

そしてその活躍には、WGの活躍が必要不可欠です。

攻守において、非常に高い献身的なペドロ・ロドリゲス、ウィリアン

彼らがタフに仕掛けることで、中にスペースが生まれ、コバチッチやジョルジーニョのドリブル、パスが更に光ります。

 

彼らの活躍は、プリシッチや、ハドソン・オドイら若手選手にとっても、きっと良い方向に働いているのではないでしょうか。

 

ここで忘れてはならないのが、中盤陣の貢献ですね!

エンゴロ・カンテやマテオ・コバチッチ、ジョルジーニョロス・バークリー

マウントや、ルーキーのビリー・ギルモア。

 

カンテ、ジョルジーニョコバチッチの三人は本当にプレーにむらがなく、安定感抜群です。バークリーもFAカップリバプール戦でスーパーゴール決めてくれました!

マウントも徐々に本来のポテンシャルを発揮しつつあるように感じます。

 

そしてぼくはこのマウントの強みが、ボールを受ける位置にあると思います

 

相手のCBとSBの前、ボランチの背後を突くポジショニングを自然と取ることができます(所謂、間で受ける動き)。マウントはキック制度にも定評があります。このポジションでボールを保持したマウントはパス、ドリブル、シュートと言った多くの選択肢を持ってプレーします。

 

特に、ミドルシュートを持つ選手にその位置でボールを持たれる事はDFするうえで厄介です。

そんなマウントの良さが存分に発揮されたと感じるゴールがエバートン戦の先制ゴール

 

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そして何としてもこのチーム語るうえで欠かせない男がいます。

 

主将のセサル・アスピリクエタ

 

ダビドルイスが抜け、リュディガーが怪我をし、弱点とまで呼ばれた守備陣を牽引しています!

個人的にルイスが守備においてスーパーかと聞かれたら、そうとは言えない気がしますが・・・笑

 

ルイスはイケメンだし、大好きな選手ですけどね!

 

アスピリクエタの持ち味は何か。

 

ぼくは安定感判断能力の高さだと思っています。

 

まずアスピリクエタを見ていて、「今日アスピ調子悪いなぁ」と思う日が少ないと感じます。6年間で5回監督を変えているチェルシーで、ずっと起用されている理由はそのようなことも要因の一つかもしれません。←凄すぎ・・・笑

 

僕の思う判断能力の高さと言うのは、主にインターセプトで発揮されます。

追い込めると判断したとき、自分のマークはCBに託してガッツリボールにアプローチします。無暗に後ろのマークを離すのではなく、受け手の状態、その周りの敵味方の状況を見て一か八かにならないように判断します。

 

そして奪った後の攻撃参加も魅力の1つです。運動量の豊富さを遺憾なく発揮します。

高い位置でのインターセプトと、果敢な攻撃参加により、相手のSBはアスピリクエタとウィリアンを相手に、2対1の構図で向き合わなくてはなりません。

 

それに、ただ守備が強いだけではありません。彼のチャージは正当です。

それはイエローカードの数にも現れます。今期23試合出場で、イエローカード0枚です。

 

累積がなく、プレーも精神も安定している選手がDFラインを引っ張ります。

そのような選手が同じチームにいると、頼もしいものです。

 

両CB、両SBをこなせるきようさ器用さからか、モウリーニョが「アスピリクエタが11人いれば勝てる」と言いたくなる気持ちもわかりますね~。

 

リース・ジェームズやクリステンセン、フィカヨ・トモリやレンタル移籍中のイーサン・アンパドゥなどDF陣もまだまだ若く、よりアスピリクエタやマルコス・アロンソ、リュディガーの重要性が高まることが予想されます。

 

アスピリクエタのサッカーIQの高さが伺える動画はこちら

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最後、GKについてお話ししたいのですが長くなってしまったので、ケパとカバジェロに関してはまた別のコーナーでお話し出来ればと思います!

 

チェルシー愛を語りだすと止まりそうもないので・・・

 

今回はこの辺で失礼させていただきます!

 

読んでいただきありがとうございました!

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プレミアリーグ GKを勝手に展望!part1「1歩目の速さ」

マンチェスターシティ:エデルソン・モラレス

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国籍はブラジル。2017シーズンにベンフィカから移籍。移籍金は当時GKとして歴代2位の4000万ユーロ。当初の5年契約を2025年まで延長しています。

 

ペップ・シティのビルドアップを支える近代型GK。異次元のキック力、キック制度を誇ります。

 

ここからは勝手にエデルソン選手の魅力を語ります(笑)

 

どうしても超人的なキックに注目が集まる彼ですが、ぼくは対人能力の強さに魅力を感じます。

 

当時ペップ・グアルディオラが率いたバイエルンミュンヘンと対戦した際もバシバシ1対1をストップしていた印象があります。

 

そのストップに隠された技術は、目線と足元に隠されています。

 

まず、パスの移動中シューターに目線を動かすのが速い・・・

 

後ろから撮影された動画などをよく見ると、シューターに視線を預けて、ボールは関節視野で捉えているように見えます。

 

ぼくは小さい頃からボールをよく見ろと言われ続けてきたせいか、どうしてもボールだけを見てしまい相手の状態を理解するのが遅れます。

 

相手が体をどの方向に向けているのか、どっちの足でボールを受けようとしているのか。

これだけでもGKにとって有益な情報です。

 

そしてもう1つ。飛び出す際の足元の動き、即ち1歩目の足の出し方です。

 

足を後ろに1歩。頭の重心を前に。その勢いを利用する方法。これではロスが生じます。

 

足を1歩目から前に出し、少しでも速く前にアクションする事で優位性を持ちます。

 

ほかにもたっっっくさん紹介したい技術があるのですが、今回はここまでにさせて頂きます!

次回はチェルシー所属、ケパ・アリサバラガ選手を紹介したいと思います!

 

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最後まで読んでいただきありがとうございます!!!

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