今期のヤング・チェルシーを勝手に展望
新体制 ランパード監督を支える若きスターと最高のベテラン
補強禁止処分がもたらした、プレミア屈指のヤングチーム
チェルシーは18歳以下の選手獲得ルールに反したとして、FIFAから補強禁止を通告されました。
そして指揮官はマウリシオ・サッリ監督に代わり、言わずと知れたチェルシーのレジェンド、フランク・ランパード監督へ受け継がれました。
以前は2部、ダービーで指揮を執りました。
経験の浅さからか、ランプスの起用には賛否両論が生まれました。
補強禁止処分の影響もあり、補強は以前から契約していたクリスチャン・プリシッチのみ。
そんな状況の中採用されたランプスを支える、チェルシーの選手たちと今期のここまでの戦いについてお話しします!(好みも含めてお話します)
今期のチェルシーは現在リーグ4位。FAカップは準々決勝への進出を決めています。
CLは決勝トーナメントに進出、カラバオ杯は4回戦で敗退しています。
さて、今回はそんなチェルシーが今期どのような戦い方で挑んでいるかを踏まえて、選手たちを簡単に解説したいと思います!
サッリ監督のもとでは、パスサッカーを主体にチームを構成しました。
ただ、チームの軸であったエデン・アザールはレアルマドリードへ移籍しました。
そんな中、新チームを支えているのはFWタミー・エイブラハムと、オリヴィエ・ジルーの活躍です。エイブラハムが得点を量産し、ベンチにジルーが控える。
エイブラハムが怪我をした際はジルーが穴を埋める。
エイブラハムのように、高さもあり、自分でゴリゴリ点を奪えるFWと、ポストプレーに長ける、周りを最大限に活かせるFW。エイブラハムもしっかりポストプレーができる選手ですが、ジルーのポストは凄まじい・・・
ポストプレーをするジルーが少ないタッチでパス捌けば、相手の陣形を崩して速攻につながります。ジルーに縦パスが入り1度そこで収めることでタメを作ればそのタメが、チームに前進させる時間を設けます。
いずれにしても、この2人が起点となりゴールが生まれています。
違った特徴を持つ2人のFWが活躍している事は、チームにとって間違いなくプラスに働いているでしょう!(バチュアイにも期待!!!)
そしてその活躍には、WGの活躍が必要不可欠です。
攻守において、非常に高い献身的なペドロ・ロドリゲス、ウィリアン。
彼らがタフに仕掛けることで、中にスペースが生まれ、コバチッチやジョルジーニョのドリブル、パスが更に光ります。
彼らの活躍は、プリシッチや、ハドソン・オドイら若手選手にとっても、きっと良い方向に働いているのではないでしょうか。
ここで忘れてはならないのが、中盤陣の貢献ですね!
エンゴロ・カンテやマテオ・コバチッチ、ジョルジーニョにロス・バークリー。
マウントや、ルーキーのビリー・ギルモア。
カンテ、ジョルジーニョ、コバチッチの三人は本当にプレーにむらがなく、安定感抜群です。バークリーもFAカップ、リバプール戦でスーパーゴール決めてくれました!
マウントも徐々に本来のポテンシャルを発揮しつつあるように感じます。
そしてぼくはこのマウントの強みが、ボールを受ける位置にあると思います。
相手のCBとSBの前、ボランチの背後を突くポジショニングを自然と取ることができます(所謂、間で受ける動き)。マウントはキック制度にも定評があります。このポジションでボールを保持したマウントはパス、ドリブル、シュートと言った多くの選択肢を持ってプレーします。
特に、ミドルシュートを持つ選手にその位置でボールを持たれる事はDFするうえで厄介です。
そんなマウントの良さが存分に発揮されたと感じるゴールがエバートン戦の先制ゴール
そして何としてもこのチーム語るうえで欠かせない男がいます。
主将のセサル・アスピリクエタ
ダビドルイスが抜け、リュディガーが怪我をし、弱点とまで呼ばれた守備陣を牽引しています!
個人的にルイスが守備においてスーパーかと聞かれたら、そうとは言えない気がしますが・・・笑
ルイスはイケメンだし、大好きな選手ですけどね!
アスピリクエタの持ち味は何か。
ぼくは安定感、判断能力の高さだと思っています。
まずアスピリクエタを見ていて、「今日アスピ調子悪いなぁ」と思う日が少ないと感じます。6年間で5回監督を変えているチェルシーで、ずっと起用されている理由はそのようなことも要因の一つかもしれません。←凄すぎ・・・笑
僕の思う判断能力の高さと言うのは、主にインターセプトで発揮されます。
追い込めると判断したとき、自分のマークはCBに託してガッツリボールにアプローチします。無暗に後ろのマークを離すのではなく、受け手の状態、その周りの敵味方の状況を見て一か八かにならないように判断します。
そして奪った後の攻撃参加も魅力の1つです。運動量の豊富さを遺憾なく発揮します。
高い位置でのインターセプトと、果敢な攻撃参加により、相手のSBはアスピリクエタとウィリアンを相手に、2対1の構図で向き合わなくてはなりません。
それに、ただ守備が強いだけではありません。彼のチャージは正当です。
それはイエローカードの数にも現れます。今期23試合出場で、イエローカード0枚です。
累積がなく、プレーも精神も安定している選手がDFラインを引っ張ります。
そのような選手が同じチームにいると、頼もしいものです。
両CB、両SBをこなせるきようさ器用さからか、モウリーニョが「アスピリクエタが11人いれば勝てる」と言いたくなる気持ちもわかりますね~。
リース・ジェームズやクリステンセン、フィカヨ・トモリやレンタル移籍中のイーサン・アンパドゥなどDF陣もまだまだ若く、よりアスピリクエタやマルコス・アロンソ、リュディガーの重要性が高まることが予想されます。
アスピリクエタのサッカーIQの高さが伺える動画はこちら
最後、GKについてお話ししたいのですが長くなってしまったので、ケパとカバジェロに関してはまた別のコーナーでお話し出来ればと思います!
チェルシー愛を語りだすと止まりそうもないので・・・
今回はこの辺で失礼させていただきます!
読んでいただきありがとうございました!
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